「ただいまー!!」
「あっ、お兄ちゃん!おかえりー」
久々に我が家に帰ってきたチウムは、ソファーに座っていた妹のマリーそう一言言うと、自室へと向かうべく階段を上っていった。
兄が部屋に入ったのを確認したマリーは、軽く溜め息をつくと、自分が座っていたソファーの裏側にいるとある人物をちらりと見る。
「・・・・・・いつまで隠れてるの?レノ」
そこにいたのは、二人の幼馴染の少女、レノだった。
「・・・・・・だって何だか気まずいんだもの」
「って言ってもさぁ・・・そんなんじゃ、いつになってもお兄ちゃんにレノの気持ち伝わらないよ?」
そう言われ、レノは反論出来ずにそのまま黙ってしまう。
そんなレノの様子を暫く黙って見たいたマリーだったが、そっとレノの隣に座り込む。
「・・・・・・まぁ、そんなに焦る事でもないからね。ゆっくり伝え続ければあの鈍感なお兄ちゃんでも、レノの気持ちに気付くよ」
マリーの言葉に先程まで暗い面差しだったレノの表情に光が宿る。
そして、普段あまり笑わないレノだが、この時だけ微かに小さな笑みを浮かべた。
〜おまけ(会話のみ←)〜
ピリリリリリリ・・・・・・ピッ
「はい、もしもし?」
「久しぶりです!ラルゥです!!」
「おっ、久しぶり!どうした?」
「チウムさんがマサラに帰ってるって聞いたんで。・・・・・・あの・・・・・・」
「ん?どした?」
「・・・・・・・・・・・・いや、何でもないです。とりあえず言いたいのはー・・・」
「?」
「・・・・・・レノ姉さんの事、ちゃんと見てやってください。それだけです」
「??何かよく分かんないけど・・・分かった」
「それじゃ。また今度バトルしてくださいね!!」
「おぅっ!じゃな」
ピッ!ツーツーツー・・・・・・
「どういう意味なんだ?レノを見てやってくれって・・・・・・・・・・ま、いっか」
終わり
【 あとがき 】
はじめまして!
ひなたと申します!!
普段は携帯で小説書いてるのですが、兄が仕事でいないのをいい事に、勝手にパソコンで小説書いてます。
そして投稿までしてしました←おい
以前からこちらのサイト様を拝見させていただいていたのですが・・・・・・調子に乗って投稿までさせていただきました。駄作でございますが・・・(汗)
拙宅の次世代の中で結構気に入っている四人を出させていただきました。
レイエ家・長男のチウムはもろレッドさんです。
立場的にレノはイエローでしょうか??
マリーはしっかり者ですが・・・・・・たまに無自覚で爆弾発言をする恐ろしい子だったりします。
ラルゥは姉(×2)と妹(×1)に挟まれているので、チウムを実の兄のように慕っているのです。
・・・あれ?何だかあとがきじゃなくなってる・・・??(汗)
という訳で、またちょくちょくやって来るかも←しれないので、見かけるようであれば優しく接してやって下さい。自分・・・ぶっちゃけチキンだったりするので(涙)
ではでは!ありがとうございました!!